2025年4月3日㈪ 新聞最新見出し
1面/コスト削減しコメ輸出へ基本計画
7年生産目標「確保見込み」(新潟)
2面/新米期まで〝閉店〟告知(京都小売)
コメ牽引し供給増加続く(日生協)
3面/食品産業の景況DIマイナス値に
仙台量販店カルローズ4㌔2894円
4面/関東コシ検査玉置場4万5500円に
2025年3月31日㈪
1面/全農、7年産米集荷227万㌧目指す
主食用作付けに拡大の余地(新潟)
2面/各地で「種子が足りない」(全米工)
新潟コシ売り5万円割れも(CR)
3面/土づくり重視し品質安定化(長野)
6年の稲作景況DIが大幅プラス
SMTSでコメ加工品をアピール
5面/サトウ食品、米飯・餅とも販売堅調
6面/秋田こまち売り関東着4万7500円
2025年3月27日㈭
1面/7年産主食用米作付け2・3万㌶増加
神明HDとウォーターセルが提携
2面/魚沼集荷業者は仮渡し目安を評価
1月コメ・加工品輸出1割増ペース
3面/関東コシ・B銘柄が居所下方修正
マルタカが「年間最安値」キャンぺ
2025年3月24日㈪
1面/コメ政策の徹底検証を(企画部会)
消費者46%が「米価上昇やむなし」
2面/持続可能な農業へヤマタネ研究会
MA米へのシフトが進む(全米工)
3面/1月のコメ物価指数「149」に急伸
自給飼料が4年ぶりに100万㌶割れ
4~5面/貯穀害虫駆除・衛生管理特集
越冬する害虫に備え事前対策
5面/魚フェスで海鮮丼や漁師飯を堪能
6面/第2回政入札7万㌧提示し26日実施
2025年3月19日
備蓄米入札販売94%14万1796㌧落札、60㌔平均2万1217円
(逼迫解消目的では初の政府米放出)
農水省は3月14日、不作以外による需給逼迫の解消や流通円滑化を目的とした手法としては異例となる「備蓄米の買戻し条件付き売渡し」における入札販売を10~12日に実施し、7集荷事業者に14万1796㌧を落札させた。提示数量の15万0579㌧に対する落札率は、94・2%だった。落札価格(落札された販売区分の加重平均)は、60㌔税別2万1217円となった。
入札は、年間仕入数量5000玄米㌧以上の集荷業者で資格審査を通過した事業者を対象に、▽令和6年産10万0190㌧▽5年産5万0389㌧――を提示して行われた。
複数の集荷筋や、備蓄米の購入希望数量を集荷団体に申し込んでいる複数の卸などからの情報を集約すると、「6年産備蓄米の申込価格水準は2万円台前半から半ばが中心だった」とみられる。「3万円前後」の札入れ・落札も聞かれ、「不足感が強い新潟コシヒカリだった」とも伝わる。一方、「1万9000円台での落札例もあった」と伝わっている。
発表によると、落札残数の8783㌧はすべて5年産だった。5年産の提示数量に対する落札率は17%と低かった。複数の卸によると、「5年産の販売予定価格は6年産より低く設定されたようだが、価格差が小さく、値頃感がなくて見送られた」との観測がある。
不作対応以外での備蓄米の放出としては、平成23年に発生した東日本大震災のあとに被災地向けに平成19~21年産4万㌧(被災米との見合い)を備蓄米で補填した事例がある。しかし集荷の競合から系統集荷組織による集荷数量が減少し、供給が逼迫した事態を打開する「流通円滑化」を目的とした備蓄米の放出は、今回が初めてだ。
需給に影響を及ぼさない「貸与」(貸し付け)の体裁を取るため、原則1年以内の「買戻し条件」が設定されたことから、7年産での集荷競争激化を予想した産地の集荷業者の場合、今回、入札参加を見送った例が少なくなかったようだ。
農水省は今後、備蓄米を買い受けた集荷業者から契約数量・販売価格・販売実績について隔週で報告を受けるとともに、▽買受者ごとの契約数量▽買受者全体の販売価格・販売実績――を隔週で取りまとめ、ホームページに掲載。買受者が適切に販売しない場合、入札参加資格を取り消すなどの措置を採り、スーパーなど店頭への送り込みを促す構え。
ある消費地の卸では、今回の落札加重平均から「ブレンドで5㌔2500~3000円ほどで販売できそう」と予想している。
農水省は3月26日に7万㌧(6年産4万㌧・5年産3万㌧)を提示して第2回入札販売を行う。
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