千葉ヒメノ置場1万3000円割れも

　端境期に向け、もち米の市中相場が下落している。佐賀ヒヨクモチ不作のマイナス要因はあるが、北日本・東日本の主産地は軒並み豊作で、2年産水稲もち米の生産量は元年産より多い。産地手持ち在庫も平年を上回っているとみられ、放出を早める動きに出れば市中相場はさらに下落する可能性が高い。市中相場（1等60㌔当たり、関東着）は山形産が1万4,300円、岩手産が1万3,800円、千葉産が1万3,200円と開きがあり、千葉産は産地置場1万3,000円を割り込む取引も散見される。