10面 3年産も過剰作付変わらず(調査)
令和3年産は、全国ベースの生産量目安が 2年産(作況指数 100
とした場合の生産量729万㌧)から36万㌧(面積換算6万7000㌶)少ない693万㌧に設定された。これを受けて全国の農業再生協議会がそれぞれ生産数量の目安を設定・提示している。昨年末までに本紙が聞き取り集計した状況は41道県で686万2940~687万8415㌧。未設定などの6都府県分(2年産生産量は合計で約21万㌧)を加えると700万㌧を超すのは確実だ。終息の見通しが立たない新型コロナウィル感染拡大の影響から、インバウンドを含めた外食需要の回復は不透明のままで、米価下落への危機感は強い。野上浩太郎農相は、昨年末の談話で「目安の見直しが必要かどぅかも含めて検討を」と呼びかけている。しかし食用に回らない飼料用米生産に対する喪失感や、天候の影響大きい大豆栽培など転作作物に限界感が漂ぅ生産現場は、「過去最大規模」ともいわれる主力用の作付削減をどうとらえているのかーーーー。本紙集計。